バージョン情報
Hermes v2026.9.14 アップデート:今回のバージョンで変わった点をわかりやすく解説します。
バージョン情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| バージョン | v0.21.3(タグ v2026.9.14) |
| リリース日 | 2026年9月14日 |
| リリース種別 | パッチリリース |
| ひとこと | v0.21.2 以降にマージされた約338件のPRを安定版としてまとめたもの。リモート/クラウドユーザーが予期せずログインセッションから追い出される問題の修正に注力。 |
やさしい解説
ページを更新してもログアウトされなくなった
Hermes Agent のクラウド版を使ったことがあるなら、こんなイライラする状況に遭遇したかもしれません。パソコンがスリープから復帰したとき、あるいは複数のタブを同時に開いていたとき、更新した瞬間にアカウントがオフラインに飛ばされて、またログインし直さなければならなくなる——あれです。
今回の修正はまさにこの問題に対処しています。こう考えるとわかりやすいでしょう。これまでの「ログイン資格情報」は、一度しかスワイプできないカードキーのようなものでした。複数のページが同時にそのカードをスワイプしようとすると、システムは誰かがなりすましていると判断して、カードごと無効にしてしまっていたのです。今ではゲートウェイが同時リフレッシュリクエストを1つの操作にまとめるので、全員が同じ新しいカードを共有できます——もう味方撃ちはありません。さらに、本人確認の処理はバックグラウンドに移されたので、認証サービスが遅くてもステータスページ全体が固まることがなくなりました。
長時間セッションでの「メモリリーク」がなくなった
Hermes Agent が長時間動き続けると、重複したデータベース接続が裏で静かに積み重なっていきます——オフィスで同じ書類が何度も何度もコピーされて、山積みになって全体の動きを遅くするようなものです。今回の修正では、すべての読み取り側が「見るだけ」で「触らない」ようになり、書き込み側は単一の接続を共有します。これで、健全な状態なのに「接続数異常」の警告が出ることはもうありません。
より標準化され、安全になったログインフロー
最近のいくつかのコミットで、OAuthログインフロー(いわゆる「サードパーティアカウントでサインイン」するやつです)が強化されました。IDプロバイダーの識別情報が最初から最後まで完全に引き継がれるようになり、コールバックの段階で重要な情報が失われるのを防ぎます。一般ユーザーにとっては、ログインがより安定し、途中で失敗しにくくなるということです。
パスワードを入力する前に、何が実行されるかが見える
ちょっとうれしい変更もあります。Hermes が管理者パスワードの入力を求める際に、これから実行されるコマンドを先に表示するようになりました。何が起きるのかを確認してから判断できます。以前は、コマンドが何をするのかわからないうちにパスワード入力が求められることがありましたが、もうそんなことはありません。
より賢くなったデータベース移行の検出
CLIが読み取り専用データベースのアップグレードが必要かどうかを確認するとき、テーブルやフィールドが実際に欠けている場合にのみ移行を促すようになり、誤検出を避けて不要な手間を減らせます。
まとめ
今回のアップデートには派手な新機能はありません——とにかく堅実さがテーマです。リモートやクラウドのユーザーが謎のオフラインに飛ばされることがなくなり、長時間セッションはよりクリーンに保たれ、ログインと認可のフローはより信頼できるものになり、管理者権限が関わる操作もより透明になりました。一般ユーザーにとって最もわかりやすい違いは——切断が減り、エラーが減り、心配事が減るということです。自動更新のクラウド版を使っているなら、これらの修正はすでに静かに適用されています。
📎 公式リリースノート: https://github.com/NousResearch/hermes-agent/releases