Hermes Agent安定版ついに登場、まとめてドンと大型アップデート
Hermes v0.22.6 アップデート:今回のバージョンで変わった点をわかりやすく解説します。
バージョン情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| バージョン | v0.22.6 |
| リリース名 | Hermes Agent v0.22.6 |
| リリース日 | 2026年11月2日 |
| リリース種別 | v0.22.5以降の約776件の変更をまとめて安定版にしたパッチリリース |
要するに、これは「改善を大量に溜め込んで一気に出荷する」安定版リリースであり、CLIインストーラー、Microsoft Store版、Docker、そしてHermes Cloudをカバーしています。
わかりやすい解説
「大掃除」スタイルの安定版バンドル
前回のリリース以降、開発チームは約776件のプルリクエストをマージし、385件のイシューをクローズし、4,000以上のファイルに手を入れました。イメージとしてはこんな感じです。家に小さな修正や調整が溜まっていて、それをまとめて片付け、最終チェックをして、ラベルを貼って正式に出荷する。一般ユーザーにとって最も直接的なメリットは、インストールするのが整理された安定ビルドであり、実験的な断片の寄せ集めではないということです。
デスクトップ版がブラウザでも動くように
このアップデートで「Web版」が本当に使えるようになりました。ゲートウェイ自体がWeb UIを配信できるので、LANや自分のURLで開いてNousアカウントでログインできます。さらに嬉しいのは、デスクトップのプラグインもブラウザタブで読み込めることです。例えるなら、これまで家でしか使えなかった工具箱を、どこにでも持ち運んで開けるようになったようなものです。
モデルを切り替えても「記憶を失わない」
新しい/model resetコマンドは、現在のセッションに紐づいたモデルをクリアしつつ、チャット履歴は保持します。ドライバーを交代しても、車内の乗客と荷物はそのままというイメージです。背景を一から説明し直す必要はありません。
スキルに「書き込み保護ロック」が付く
自律エージェントは時に自分のスキルファイルを書き換えてしまうため、各スキルをロックできるようになりました(デスクトップアプリの「Capabilities」パネルから)。重要なファイルに「自動変更禁止」の封印を貼るようなものです。
スケジュールタスクがより制御しやすく
新しいhermes cron cancelコマンドでスケジュールタスクをキャンセルでき、タスクごとに「実行を逃した場合の動作」ポリシーを設定できます。デスクトップのスケジューラーエディタにも停止ボタンが付きました。これまでのスケジュールタスクは止められないゼンマイ式のおもちゃのようでしたが、今はいつでも一時停止できます。
チャット体験にも仕上げの一手
デスクトップのグループチャットが名前変更、解散、@メンション、添付ファイルの貼り付けに対応しました。各プロファイルはサイドバーに専用セクションを持ち、Telegramは動画メッセージに対応し、Slackスレッドは絵文字リアクションを表示します。どれも小さな「生活の質」改善ですが、毎日使う人には違いがわかるはずです。
音声、移行、セキュリティの小さなアップグレード
テキスト読み上げではエージェントが自分でElevenLabsの声を選べるようになり、hermes migrateとインストーラーはGrok BotやOpenBotユーザーをスムーズに移行できます。また、VaultのシークレットをOSのキーチェーンに保存するオプションも追加されました。さらに、プラグインディレクトリにはstatejarメモリプロバイダーなどのコミュニティプラグインが加わり、インストールとアップデート時にバージョン要件が適用されるようになり、間違ったものをインストールするのを防ぎます。
まとめ
v0.22.6は「爆発的な新機能」を備えた大型リリースではありません。堅実で頼りになる出荷です。大量の改善を信頼できるバージョンにまとめ、使えるWeb版、記憶を失わないモデル切り替え、一時停止できるスケジュールタスク、ロックできるスキルといった実用的な変更を加えています。一般ユーザーにとってはより安定し、よりスムーズで、より制御しやすくなるということです。いつも通りアップグレードして使い続ければ、問題は少なくなります。項目ごとの完全な変更履歴はv0.23.0に含まれます。
📎 公式リリースノート: https://github.com/NousResearch/hermes-agent/releases